さっくりしたころもの中からホクホクのじゃがいもベース。その具が抹茶色でほんのり甘いという意外なおいしさ。合同食品株式会社の抹茶あずきコロッケは、コロッケと和スイーツを組み合わせた斬新な商品だ。慣れ親しんだコロッケとはちょっと違う、でもどこか懐かしい甘さ。チョコチーズコロッケは、チョコレートの甘みとチーズの塩味が絶妙なハーモニー。どちらも小腹が空いた時に、子どものおやつに、家族のレジャーに、のんびり街を散策しながらと、口にしたいシーンがふくらむ。 一方、ちらし寿司コロッケも斬新。酢飯と具が酸味を主張しすぎずコロッケのころもと調和する。しっかりとボリュームがあるので食べ盛りの子どもにも、お父さんのおつまみにも、さらに地域のイベントなどにも活躍しそうな一品だ。製造しているのは合同食品株式会社代表・和田友宏さん。昭和58 年の創業からコロッケ一筋。お総菜コロッケからご当地コロッケまで、先代から作り続けてきたノウハウで新しい味に挑戦しようと試みた商品だ。

「コロッケが苦手という人はあまりいない」と語る和田さん。好き嫌いの多い子どもから、固い食べ物が苦手なお年寄りまで、みんなが食べられる「夢を包んだ食べ物」だという。だからこそ組み合わせは無限に近い。オリジナルコロッケを小ロットから製造できるという強みから、北海道から沖縄まで、全国のご当地コロッケも製造してきた。定番の地元特産牛肉を使ったコロッケをはじめ、地場野菜のコロッケ、塩辛コロッケやゆずコロッケなどの変わり種も。食べにくい食材でもコロッケにすると老若男女みんなが口にできる。冷凍できるから賞味期限が長い。家庭でも店舗でも揚げるだけで簡単に調理できるなどの理由から、特産品をコロッケにしたいというオファーは多いという。ならば自社でもオリジナルコロッケをと開発したのが今回の商品。スイーツコロッケは甘みと味わいのバランスを、ちらし寿司コロッケは酢飯の味を社内で試行錯誤。納得の味に仕上がった。レジャーやパーティーで、みんなでにぎやかに食べたい商品だ。